2011年12月10日土曜日







昔の人はすごかった。60キログラムの俵を担げる人が、たくさんいました。
今、お米は紙袋で、単位は半分の30キログラムですが、それでも軽々と持てる重さではありません。

右は俵を担ぐとき、引っ掛けて肩に担ぐ道具だったと記憶していますが、違っていたり、あるいは他にも用途があるかもしれません。
何に使うのか、今でもホームセンターの工具売り場で、似た鉤の、いろいろな長さの柄のついたものを見かけます。

写真の鉤は、祖母の家にあったものです。俵や筵を編むための鉄の針ももらったのですが、いつの間にかなくなってしまいました。

左は、骨董屋さんにいただいた木の針です。
俵や筵を編む針とのことでしたが、誰も買う人はいないだろうと、興味を示した私にくださいました。興味を示した私でさえ、こんな針で編めるのかどうか、半信半疑です。




畳屋さんが畳を納めに来たとき、何度も高さや収まり具合を見ていました。そして、ぴっちりと敷き詰めた畳のうちの一枚をあげるとき、鉤で引っ掛けてあげていました。
夫が興味津々で、いろいろ質問したりしたので、後日畳屋さんが、
「もう使っていないものだから」
と、古い鉤を持ってきてくれました。それが右の鉤です。

その前に、夫が骨董市で見つけて買っておいたのが、左の鉤です。

タイだったか、どこかの国でも似た形の鉤を見たことがあります。
ちょっとした道具ですが、重いものを引っ掛けて持つのに便利なので、あちこちで使われているのでしょう。

握り手の端がぷっくりと膨らんでいるところが、重いものを持つと、具合よく役に立つのがわかります。



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