2013年4月30日火曜日

仙台の猫


仙台の「おひなっこや」の土人形の猫たちです。


先の地震で大きい黒い招き猫と小さい白い猫の二つは欠けてしまいましたが、かけらを集めて、なんとか修復してあります。


左は土人形ですが、右は仙台張子の招き猫です。
耳の形が違いますが、お互いによく似ています。知らない人に見せれば、どちらが土人形でどちらが紙か、持ってみないとわからないくらいです。


右側面から見たところが、一番感じが違うでしょうか。


背中の模様は瓜二つです。


金色の菊唐草もそっくり。
なんちゃって、そっくりなはずです。
実は仙台張子もおひなっこやさんでつくられているのです。

おひなっこやさんはもともとは日常陶器をつくる家で、土人形はつくっていませんでしたが、昭和の初めに堤人形(おひなっこ)を制作していた宇津井家などから型を引き継いで、土人形の製作をはじめました。

  
ちなみに、おひなっこやさんの張り子の招き猫の型は、大正時代につくられたものだそうです。


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