2014年3月18日火曜日

手でくり抜いていました


カンボジアのお線香立てをしまおうとして、


ふと中を見たら、あれっ、轆轤で引かずに、手でくり抜いています。


蓋の方も手彫りです。


外側は、横にして上下を留めておいて轆轤で挽いてありますが、それを二つに切って、本体と蓋とを加工するときにも、削らない方の片側だけを留めて挽くという手があります。
蓋の方は、先が細くなっているので、一点で留めるには別の技術が要りますが、できないものではありません。

ここまで書いて、ふとインドの紅粉を入れる、轆轤挽きの蓋ものを思い出しました。紅粉入れの内側はどうなっているのだろう?


二つを結びつけて考えたことがありませんでしたが、インドの紅粉入れを見ると、カンボジアのお線香立てに似ていなくもありません。
お線香立てをつくりだした人は、もしかしたらその昔、インドの赤粉入れからインスピレーションを受けたものでしょうか?
もっとも、カンボジアにヒンドゥーの影響が及んだのは、アンコールワットの時代、千年も前のことです。


その紅粉入れは、蓋の内側も挽いた跡がありました。

カンボジアのお線香立ての内側が手でくり抜かれているのが、轆轤の技術的な問題ではないのだったら、手でくり抜いたのは何か理由があってのことだったのでしょうか?
あるいは、レリーフなど、カンボジアの人たちは木工に関しては手間暇を厭わないので、私が想像するほどの手間ではなく、朝飯前だったのかもしれません。

カンボジアの木工品の色は、赤、黒、金などですが、骨董市場で見かけたお線香立てだけは、どれもカラフルでした。
 

並べてみると、やっぱり似ています。



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