2015年3月6日金曜日

鉄骨作業、完了!


コンクリートの大柱に、合計7本渡す鉄骨は、着々と上がっていました。
最後の鉄骨は、完成後、天窓のガラスが簡単に拭けるよう、屋根の上につくる通路を支える鉄骨です。

最後の鉄骨には手すりをつけます。
鉄パイプの手すりだと重すぎる、アルミパイプを使って、力のかかるところだけ、アルミパイプにすっぽりはまる鉄パイプを内側に入れて補強しました。


アルミパイプはジョイント金具と組み合わせて使うため、短く切断して、パイプの両端に穴を開けなくてはなりません。
細かく計算するのは夫、加工するのは私です。
最初、アルミパイプをしっかりはさみつけ、残る二方も固定して、ガイドの木に合わせて垂直にドリルを下ろし、上下二つの穴を同時に開けるようにしました。
反対の端も同じです。片端に穴を開けたら、パイプが回ってねじれたりしないように、直径の同じ棒を突き刺しておいて、もう片端の穴を開けました。


取り出して見ると、この通り穴が開いています。
ところが、ガイドがあるのに、必ずしも上下均等な場所に穴が開いていないことがあり、心もちドリルを手前に傾けたり、向こうに傾けたりしなくてはならないことがありました。
そんなことをしていると、金属のパイプより木のガイドの方が柔らかいので、どんどんえぐれて穴が大きくなってしまって、確実性が薄れて行きます。
ガイドを何度もつくり直しても、微妙にずれてしまいます。


パイプは無垢ではないのだから、穴あけ位置を印しておいて、四ヶ所別々に開けたらいいと気がついたのは、しばらく経ってからでした。
「なあんだ」
手間はかかりますが、大きい機械を使うと、しっかり固定して、ドリルは垂直に降ろすことができます。


ジョイント金具は、十字形の平らなのと傾斜がついたもの、それにL字形とT字形の四種類です。


こんな感じに接続してボルト締めします。


ある程度、地上で組み立てましたが、両端は足場とコンクリート柱の狭いところを通すので、広がって手すりになる部分は、鉄骨を現場に固定してから取りつけます。


足場とコンクリート柱の間には、細い隙間しかありません。
かといって、足場をコンクリート柱から遠ざければ、それだけ弱くなるので、ぎりぎりのところにつくってあったのです。


手すりつきの鉄骨をそろそろと上げます。


狭い隙間、しかも足場パイプを留めてあるクランプが飛び出したところもあり、左右に押したり引いたりしながら上げて行きます。


西の柱の西端に、コンクリートの出っ張りがあります。
この出っ張りと足場にはさまれて、つっかえてしまって、なかなか上がりませんでした。


真ん中、ちょっと左寄りに見えるコンクリートの出っ張ったところを、鉄骨がやっと通過したところです。
やれやれ。


ここまできたら、一安心です。


こんな細いところを、よく通ってくれました。

片側、設置できました。
 

あとは残る片側です。


完了!
両端の手すりは、足場を組み直してからでないと、取りつけられませんが、これで、ぜんぶのボルトをきっちり締めたら、鉄骨作業は終わりです。


まだ手すりつきの鉄骨をあげる前で、手すりつきの鉄骨は下の方に見えますが、昨日、くらたさんと一緒に遊びに来たIさんが撮ってくださった写真です。






2 件のコメント:

昭ちゃん さんのコメント...

 すごーい
天体観測や四季おりおりの眺めと
夢が一杯ですね。

さんのコメント...

昭ちゃん
モニュメントのようでしょう?これがこれからこのあたりの伝統的な納屋の形をした和風の建物に変身します。
母屋の方は棟上げするまでは、「廃墟のよう」と言われていました(笑)。
夏くらいまでに棟上げできるといいのですが、その前に、大工さんに頼らず大梁をあげるという、一大作業が残っています(汗)。