2015年5月12日火曜日

刈り払い機

庭はちょっと草刈りを怠って放置すると、足も踏み入れられない世界になります。
自然に帰るなどという生易しいものではなく、篠竹、クズなどの茂る荒蕪地となって、手のつけようがなくなります。

今年こそ先手を取ろうと思っていた草刈りは、例年通り、後手後手に回ってしまっています。まだ、一巡もしていないのに、もう刈ったところの草が、勢いよく伸びています。

我が家の草刈り、草むしりは、ほぼ私の腕にかかっています。
以前は、そのことで夫に文句を言ったこともありました。
ところが、一つのことに夢中になって、前へ前へと進むたちの夫は、草刈りにまで気が回りません。この十数年、ほぼ建設一筋でやってきました。

その性格が、建設を続ける原動力になっているのだから仕方ない、役割分担しようと割り切り、草刈り、草むしりは私が一手に引き受けてきました。
 

私の刈り払い機はゼノア(コマツ製)。
軽量で、エンジンもかかり易く、重宝しています。


ただ、草が刃の首のところに巻きつきやすく、刈り終わったときにはこんな感じになってしまうのが欠点と言えば欠点です。
と言っても、カラスノエンドウのようなべたっと巻きつき易い長いものは、刃で切りながら使えばいいし、ヘクソカズラのように蔓が巻きついてしまったら、いったん止めて、取り除けばいいのです。


さて、出番の少ない夫の刈り払い機は、すっかり錆びついて、もう数年前から動かなくなっていました。
「修理してもらっていいかしら?」
「あそこは高いからやめろ。俺が今度見てみるから」
「そんなことを言っても、いつになるかわからないでしょう」
というわけで、近くのお店に修理に出しました。
案の定、部品を交換したりしてちょっと高いものにつきましたが、掃除もしてもらって、よく動くようになりました。

夫の刈り払い機はSTIHL(スチール)で、私の刈り払い機より馬力が強いものです。でも比較的軽量にできているので、私にも使えます。
修理以後は、夫の刈り払い機を錆びつかせないために、二つの刈り払い機を交互に使うことにしました。

始動のための紐を引っ張るのにちょっと力が要りますが、馬力が強いので、篠竹の生い茂るところを開拓するときなどは、私の刈り払い機より、ちょっと楽です。
しかも、驚いたことには、首に草が巻きつきません。

日本製の機械は、細かいところに神経が行き届いていると言われますが、まだまだだなと、チェーンソーの老舗スチール(ドイツ製)の刈り払い機を使いながら、感心しています。
もっとも、機械にはあたりはずれもあるので、いちがいにそうとは言えないかもしれませんが。







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