2016年2月10日水曜日

あと、一日二日です

自分で家をつくらない人でも、上棟前後は何かと忙しかったり、気ぜわしかったりしますが、我が家の場合、大工さんたちが滞りなく作業ができるよう、材料を揃えるという下働きをしていたので、てんてこ舞いでした。

垂木を削り終えて、よどや破風板にも鉋がけをしたあと、本屋根の野地板の上に乗せる、二段目の垂木を削りました。
垂木を二重にするのは、本屋根には断熱材を入れるためです。


夫と二人で長いことかかって渡した、コンクリート柱と柱に橋のように架かった鉄骨の下に、瓦がすっぽり収まらなくてはなりません。
家の建設は、図体は大きいのですが、細部の1ミリ2ミリをおろそかにできません。

もちろん、夫が計算済みでしたが、プレカット屋さんに図面を渡してから屋根の勾配を変更したことなどから狂いが生じ、ちょっと寸法が足りなくて、収まりきらなくなりました。
そのため、野地板の下の垂木も低く削り直したし、野地板の上に置く垂木も、45ミリのものを注文して、すでに届いていましたが、40ミリに削らなくてはならなくなったのです。
もっとも、45ミリは一寸五分の規格寸法ですから、届いていようがいまいが、どっちみち削らなくてはなりませんでしたが。

二番目の垂木は本屋根だけなので、80本。しかも一面削ればいいので、楽勝でした。
しかし、大工さんたちの仕事は、あっという間に進みます。息つく暇もなく、次の仕事です。


軒先の換気金物を抑えながら、軒先にぐるっと回す材は、新しく買わないで、家にあった材木を削ったり割ったりしてつくりました。
これも、数はそうないので、手間ではありませんでした。


破風板の上に回してあるのが、その材です。
角は、額縁のように45度に手鋸で切って、ぴったり収まっています。さすが大工さんです。


下働きの最後の仕事は、断熱材を幅に切ることでした。
3センチ厚み、3尺×6尺のスタイロフォームを、垂木の間に入るよう、39.7センチ幅に切ります。
これは、夫も動員、昨日は一日中切りました。


それを、大工さんが次々と野地板の上の垂木の間にはめ込みます。
軒先と両端に断熱材を入れてないのは、下が室外になっているからです。
断熱材を切って、長かった大工さんの下働きが終わりました。


一つ上は昨日の午後の写真、上の写真は、今朝のお茶の時間の写真です。
断熱材の上に貼る野地板は、あと少し残すだけです。さらにルーフィングを貼って、瓦桟を取りつけたら、大工さんの仕事は終わりですが、今日か少なくともあと一日あれば完成しそうです。
そして、次は瓦屋さんの出番です。



 



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