2016年10月12日水曜日

巧み、というわけではございませんが


磁器の招き猫です。
色がくすんでいます。描き方もへたくそ、でもそこはかとない愛嬌があります。


口を描くときは、ちょっと力が入り過ぎてしまったのでしょうか。
いえいえ、ただ、おざなりに描いたのでしょう。


後ろ頭の耳の下は、横に大きく切れています。
磁器色絵の招き猫で、貯金玉仕立ては珍しいものです。


その穴は、右の方に大きくずれていては、五百円玉でも入りそうな大きさです。ところが、なにせ小さい猫ですから、お金を入れたら二度と出せなくなるでしょう。それとも、一銭玉なら出せたでしょうか?
底には、小指の先も入らない小さな穴が開いているだけです。


何はともあれ、磁器招き猫を見ると幸せな気持ちになる気持ちが、まだ衰えていないようです。







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