2017年1月15日日曜日

鬼おろし


そう乱暴に使ったわけではないのに、鬼おろしの刃(歯?)がこぼれてしまいました。


一つだけ欠けたと思っていたのに、写真を撮ろうと取り出してみたら、他にもちょっと欠けている刃もありました。竹を横に使っているのだから無理もない、古くなって油気が抜けたら、当然もろくなっていくでしょう。
一つくらい刃が欠けてもすりおろすには影響はないようでしたが、早晩、もっと欠けてしまうことは必至です。
「どうしたもんかなぁ。この形が好きなんだけどなぁ」
半分に割った竹に、竹の刃をはめこんだ、究極の形です。

と、ネットで同じものをと探していたら、森川雅光さんの木の鬼おろしを見つけました。
桜の木に、竹を一本一本埋め込んだ、これまで見たことのない形の鬼おろしです。さっそく注文しました。


なかなかの迫力、そして、美しい仕上がりです。


サクラの台に、尖らせた竹が縦に埋め込まれています。
これだったら、力がかかってすり減ることはあっても、欠けることはありません。

最初に使った鬼おろしは、竹と木を組み合わせた箱型のものではなかったかと思います。
重宝していましたが、ホームセンターで全部竹でできている鬼おろしに出逢ったときは、躊躇なく、古い鬼おろしを捨ててしまったものです。

二代目の全部竹の鬼おろしは、とても気に入ってはいました。使い易いし、掃除もしやすくて、きれいに保ち易いし。でも刃が欠けるのを避けることができません。
二代目と同じものをさがしているとき出逢ったサクラの鬼おろし、これからはこれを使って、竹の鬼おろしは展示室に置こうか、捨てようか、じっくり考えることにします。
 

さて、そのネットショップでは、四角いおろし皿も売っていました。
おろし器としては、使い勝手のいいおろし金を持っていますが、極々少量おろすときに、皿形のおろしは、便利です。
そのため、すり減った丸いおろし皿を捨てずに取って置いたのですが、何せ力が要る代物なので、四角いおろし皿を買ってみることにしました。

届いた荷を開けてみたとき、一瞬、
「失敗だったかなぁ」
と思いました。おろし皿の目がとても小さかったのです。


恐る恐る試してみたら、
「あらっ、使い易い!」
力もほとんどいりません。

というわけで、長い間捨てられなかった丸いおろし皿は、ただちにゴミ捨て場に直行しました。


台所道具は、毎日の友です。
このおろし器たちが、どれだけ活躍してくれるか、とても楽しみです。

さて、台所道具つながりの余談ですが、バターの道具については新兵器は何の役にも立たず、お蔵入りして、まだまだ試行錯誤が続いています。






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