2017年6月12日月曜日

日曜掃除

休日と決めている日曜日は、どんなに仕事が立て込んでいても、大工は休みます。
草むしりは、ときおりやることがありますが、草刈りもお休みです。

そんな休日の一日、エネルギーがないときはぼんやりしていますが、エネルギーが残っているときは大掃除(といっても部分的)をしたりします。
大掃除は、きれいになるだけでなく、しばらく見ないでいたものを愛でたり、忘れていたものを発見したりする、おもしろい時間でもあるのです。


というわけで、昨日は、普段は見て見ぬふりをしている寝室の高い棚の掃除をしました。


脚立に乗り、棚のものを外に運び出し、刷毛や雑巾できれいにしてから、きれいにした棚に戻していきます。


この日も、あちこちの籠の中から、入れたことを忘れていた古いCDやカセットテープ、ビデオ、大量の織り物用の麻糸、木彫りの果物などが出てきました。
   

その、インドネシアのバリ島の、実物大の木彫りの果物です。
1981年に買ったもの、バリの木彫りは、いまはちょっと小じゃれた猫などかわいいもののオンパレードですが、昔のバリの木工職人たちは、猫など彫りませんでした。

レンブ(ジャワフトモモ)と釈迦頭(バンレイシ)はいまひとつ、マンゴーとスターフルーツ、ドリアンは本物そっくり、中でもドリアンは見事です。
のこぎりで規則的に切って、あとで尖らせたのではなくて、いちいち彫り込んであります。


この先っぽなど、ドリアンそのもの、すごい技術です。


なんとなく三角になっているところ、中の果肉が目に浮かぶようです。


出てきたものは、また籠に戻してしまい、半日ほどかけて楽しく掃除を終えました。
見たところ、もとと何も変わらないのですが、夜寝たときは、とってもいい気持ちでした。





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